甲殻類 身近な動物

【衝撃の事実】ダンゴムシは甲殻類!エビの仲間って本当?驚きトリビア集

PR

みなさんがよく公園やお庭で見かけるダンゴムシ。コロコロと丸くなるし、小さな子から大人まで親しまれている存在ですよね。

でもこのダンゴムシ、実は「虫」じゃなくて、エビやカニと同じ「甲殻類」の仲間だってご存じでしたか?

この記事では、そんなダンゴムシの“へぇ!”と思うような生態の秘密や、なぜ丸くなるのか、上手な飼い方まで、やさしくていねいに解説しています。

こんな悩み・疑問を抱えている方へ、とくにおすすめ!

  • ダンゴムシってどんな生き物なの?虫じゃないの?
  • 子どもに質問されて答えに困ったことがある
  • なぜダンゴムシは丸まるのか知りたい
  • 自由研究や観察を親子で楽しみたい
  • ダンゴムシの飼い方や育て方を調べたい

記事を読めば、ダンゴムシへの“見る目”がちょっと変わるはず!身近な生き物の奥深いトリビア、驚きの生態、そして親子で楽しめる観察・飼育のコツまで、楽しみながら学んでみましょう。

【生態トリビア】ダンゴムシの正体!甲殻類だから驚きの特徴も

ダンゴムシって、どこにでもいる身近な存在ですよね。でも、実は“虫”じゃなくて、エビやカニと同じ「甲殻類」の仲間って知っていましたか?「えっ、そうなの!?」とビックリする方も多いはず。

ここでは、そんなダンゴムシの意外な秘密や面白い特徴を、子どもも大人も「へぇ~!」と言いたくなるように、やさしく解説していきます。これを読んだら、きっとダンゴムシを見る目がガラリと変わりますよ。

さっそく、楽しくダンゴムシの世界をのぞいてみましょう!

足の数や脱皮の仕方が、虫とは全然ちがう!

ポイント

  • 足が14本も!実はエビやカニの仲間
  • 2回に分かれて脱皮するからびっくり!
  • 体を守る“ヨロイ”みたいな外骨格

よーく見ると、ダンゴムシって足がたくさん生えていますよね。数えてみると…な、なんと、左右あわせて14本!

虫の代表・アリやチョウは6本しか足がありませんが、ダンゴムシはエビやカニと同じ数の足を持つ仲間なんです。この時点で、実は“虫”じゃないってわかりますよね!

それだけじゃありません。ダンゴムシは大きくなるときに「脱皮」をするんですが、そのやり方が独特。なんと、下半身だけ先に脱いで、数日後に上半身を脱ぐんです。

2回に分かれて脱ぐなんて、ちょっとおもしろいですよね。こうすることで、敵に顔を見せる時間をなるべく減らしたり、危険な目にあわないように工夫しているみたいです。

そして体をおおう“カチカチ”の殻は、カルシウムたっぷりの外骨格。まるで小さな騎士のヨロイみたい!この殻を脱ぎ捨てたあと、自分でパクパク食べてしまうこともあるんです。

理由は、栄養をムダにしないためなんですよ。

比べてみよう!ダンゴムシいわゆる昆虫
足の数14本6本
外骨格カルシウムたっぷりキチンが主成分
脱皮2回に分けて行う一気に全身脱皮
体のパーツ分け頭・胸・腹の3つ頭・胸・腹の3つ

こんな風に比べてみると、“見た目は虫、中身はエビやカニの仲間”っていうのも納得ですよね!

実は水の生き物と同じ!ダンゴムシの「エラ呼吸」

ポイント

  • 「エラ」で呼吸をしているから水分が大好き
  • お腹の白い点がエラのなごり
  • だから、乾燥がニガテ!

実はダンゴムシ、エビやカニの仲間だから陸の上でも「エラ」で呼吸してるんです!え、水にいないのにエラ!?って思いますよね。

ダンゴムシのお腹をよく見ると、左右に小さな白い点が並んでいます。これがエラの跡。ここで空気中の水分を吸って、体の中に酸素を取り込んでいるんです。

だから、ダンゴムシは乾燥が大の苦手!カラカラのところだと苦しくなっちゃうので、ジメジメした落ち葉の下や、石の裏側でよくかくれんぼしていますよ。たまにおしりから水を吸い込むこともあるんだとか。

この「エラ呼吸」スタイルのおかげで、ダンゴムシは今も“ちょっとだけ水生動物”な体を残したまま陸で暮らしているんです。虫のように「気管」で呼吸していない、という大きな違いですね。

ぜひ、今度ダンゴムシを見かけたら、そ〜っとお腹を観察してみてください!

くらべてみようダンゴムシふつうの昆虫
呼吸方法エラ呼吸(お腹の点)気管呼吸
好きな場所湿った場所乾燥にも強い種類あり
乾燥への強さ弱い強いものも多い

身近な公園や庭で見つけたら、いつもとは違う視点で観察してみると、ますます興味がわいてきますよ!

なぜダンゴムシは丸くなる?防御行動と生き残り戦略

自然の中でよく見かけるダンゴムシ、指でちょんと触るとクルンと丸くなりますよね。「どうしてわざわざ丸まるの?」と気になる方も多いはず。

実はこの動き、ダンゴムシが生き抜くうえでとても大切な“必殺技”なんです。これから、ダンゴムシが丸くなる理由と、その奥にある生き残りの工夫をいっしょに見ていきましょう!

丸まり防御のメカニズムとその意味

ポイント

  • 硬い背中で全身をガード
  • お腹のやわらかい部分をしっかり隠すため
  • 天敵からねらわれたときの最強の作戦!

ダンゴムシがコロッと丸くなるのは、まず何よりも「防御」のためです。普段は14本の足でトコトコ歩いていますが、アリやカエル、鳥などの敵に襲われそうになると瞬時に体をキュッと丸めて、全身を固い背中の殻ですっぽりと覆ってしまいます。

この時がポイント!ダンゴムシの背中側の殻はとても強いけれど、お腹側は実はすごくやわらかい。そのままでは簡単につつかれたり食べられたりしちゃいます。

だから、危険なときはサッとお腹を中に隠してしまえる丸まりポーズで自分の弱点をカバーしています。

しかも「丸い形」は、どちら側からつつかれても弱い部分をさらさない最高の防御スタイル。これによって、敵から食べられるリスクを大きく減らしているんですよ。

比較項目ダンゴムシワラジムシなど他の仲間
丸くなれる?完全に丸くなれる丸くなれない
防御方法丸まり&硬い背中殻特殊な匂い・俊敏な動き
お腹の守りしっかり隠す露出しやすい

このように、ダンゴムシの「丸まる技」は見た目もかわいいけど、実は命を守る重要な戦略なんです。

丸くなるのは乾燥から体を守るためでもある!

ポイント

  • 体の水分が失われやすいから、乾燥が大の苦手
  • 丸くなることで体の表面積を減らし、水分を守る
  • 湿った場所を探して丸まることで生き延びている

実はダンゴムシが丸くなる理由は「防御」だけではありません。もうひとつの大きな理由が「乾燥対策」です。

ダンゴムシは、もともとエビやカニの仲間だった名残で、陸で暮らすようになってからも体のつくりに“水中生物”っぽさが残っています。だから、空気が乾いていたり、太陽にあたったりすると、すぐに体から水分が出ていってしまい、干からびてしまう危険があるんです。

ここでまた「丸まり作戦」が活躍!体をまん丸にすると、外に出ている面積(表面積)がグンと減ります。その分、水分が逃げ出す量も少なくなり、乾燥から体を守ることができるのです。

また、ダンゴムシは湿った落ち葉の下や石の裏など、湿気の多い場所を好んで選んで過ごします。でも、急に晴れてきたり乾燥したりしたときは、丸まってじっとしてやりすごすことが多いですよ。

くらべてみようダンゴムシ水分に強い他の昆虫
乾燥への強さ苦手得意な種類も多い
水分の逃げやすさ多い少ない
乾燥対策としての「丸まり」行動ありなし

つまり、ダンゴムシの“困ったときの丸まりポーズ”は、命を守るべく進化した絶妙なサバイバル戦略なんです!

ダンゴムシを観察・飼育しよう!子どもと学ぶ身近な自然

おうちや公園の近くで簡単に見つかるダンゴムシを、親子で捕まえてじっくり観察・飼育してみませんか?ダンゴムシはとても飼いやすく、食べ物や過ごし方など楽しく自由研究にもピッタリ!

身近な生き物にふれることで、自然への好奇心や命の大切さも育まれますよ。まずはダンゴムシ観察のコツや飼育のポイントを一緒にチェックしてみましょう。

ダンゴムシを見つけて観察しよう!ポイントとおすすめの方法

ポイント

  • 見つけやすい場所は“じめじめ”“暗い”ところ!
  • 素手でつかまず、やさしくすくってみよう
  • じっくり観察して日記や絵にまとめよう!

ダンゴムシは、庭や公園、植木鉢の下や石の裏など、ちょっと暗くて湿った場所が大好きです。お子さんと一緒に、落ち葉や石をそっと裏返して探してみてください。

捕まえるときは、傷付けないようにスプーンや小さな容器を使ってやさしくすくうのがおすすめです。捕まえたら観察タイム!ダンゴムシの数や色、どんな動きをしているか、じっくり見てみましょう。

観察した内容を絵に描いたり、日記として記録すれば自由研究にもなります。「どこで一番多く見つかった?」「昼と夜で動き方が違う?」など、ちょっとした実験遊びも楽しめます。

ダンゴムシが丸くなるタイミングや、歩く速さ比べなど、発見がたくさんあります。

観察ポイントひとことアドバイス
見つけ方石の下・落ち葉の山・コンクリのすき間がおすすめ
捕まえ方スプーンや小さなカップですくうと安全
観察する時そ~っと手のひらに乗せてみよう
記録スケッチや「ダンゴムシノート」がおすすめ!

最初はドキドキでも、だんだんと優しい気持ちで接することができるようになるはず。観察しながら、たくさん“へぇ!”を見つけてみてくださいね。


初めてのダンゴムシ飼育!必要なものとお世話のコツ

ポイント

  • 飼育ケースは“土・落ち葉・かくれ家”が必須!
  • 乾燥は敵、こまめに水分補給しよう
  • 野菜くずや落ち葉でしっかりごはん!

ダンゴムシの飼育はとってもかんたん!100円ショップなどで買える昆虫ケースや空き箱に、昆虫用の腐葉土や身近な土を3センチほど敷きます

その上に落ち葉や木の皮、石や小さな枝を入れてあげましょう。落ち葉はエサにもなるし、石や枝はダンゴムシの隠れ家になり安心です。

大切なのは乾燥対策。2~3日に1回、霧吹きで土や落ち葉をしっとりさせ、ダンゴムシが快適に過ごせる環境を作りましょう!

エサは枯れ葉以外にもキャベツやきゅうり、にんじんなどの野菜くずや、時々カルシウム補給に金魚のエサもOK。余ったエサはかびやすいので、こまめに取り除くのも忘れずに。

また、飼育ケースは空気穴を忘れずに開けておいてください。密閉容器は通気性が悪く、ダンゴムシが呼吸しづらくなります。お世話を続けていると、脱皮のようすや赤ちゃんが生まれる瞬間に出会えることも!

親子で生き物に寄り添いながら、命の大切さや不思議さをたっぷり味わうことができます。

飼育準備に必要なもの役割・理由
飼育ケース昆虫用・穴あき必須
土・腐葉土ダンゴムシのすみか・隠れ場所
落ち葉や木の皮エサ・ふとん・隠れ家
石や枝かくれ家として安心できる場所
野菜くず・金魚のエサエサ&栄養補給
霧吹き乾燥防止。土や落ち葉に保湿用

生き物とのふれあいは、親子の思い出作りにもぴったりです。じっくりお世話して、ダンゴムシたちのいろんな姿を観察してみてください!

まとめ

この記事では、普段何気なく目にしているダンゴムシの、不思議な正体からサバイバル術、飼育のポイントまでをやさしくご紹介しました。知れば知るほど「実はスゴイ生き物なんだ!」と感じていただけたのではないでしょうか。

記事内容のポイントまとめ

  • ダンゴムシは“虫”ではなくエビやカニと同じ甲殻類の仲間
  • 足は14本あり、脱皮も2回に分けて行うユニークな特徴をもつ
  • 陸上でも“エラ呼吸”をしており、湿った場所が大好き
  • 丸くなるのは、天敵から身を守るためと乾燥から体を守るため
  • 見つけ方・観察のコツや、カンタンな飼育方法も紹介

身近な自然も、少し目線を変えるだけで発見がいっぱいです。ダンゴムシを通じて、新しい生き物の世界や自然の面白さを、これからもみなさんがわくわくしながら感じてもらえたらうれしいです!

-甲殻類, 身近な動物
-