ペット動物 哺乳類 身近な動物

マルチーズのトリビアを徹底解説!元人気No.1犬種のすごい歴史と今

PR

「うちのマルチーズ、可愛いだけじゃなくて面白い秘密があるのかな?」

「マルチーズって昔から人気だけど、どんな歴史があるんだろう?」

そんな風に思ったことはありませんか?

真っ白で愛らしい姿から「天使」とも呼ばれるマルチーズですが、実はとっても奥深い歴史と、意外な一面を持っているんです。

この記事では、そんなマルチーズの魅力をさらに深く知るための、とっておきのトリビアを徹底解説します。

  • 世界最古の愛玩犬! 紀元前から続く壮大な歴史の物語
  • 実は元人気No.1! 日本中を熱狂させた栄光の時代の秘密
  • 天使で小悪魔? 可愛さの裏に隠された意外な性格と「あるある」行動

この記事を読めば、あなたの愛犬マルチーズがもっと愛おしくなること間違いなし。これからマルチーズを家族に迎えたいと考えている方も、きっとその魅力の虜になりますよ。

マルチーズのすごい歴史|世界最古の愛玩犬の物語

「白い宝石」とも呼ばれるマルチーズ。その愛らしい姿からは想像もつかないほど、古く壮大な歴史を持っていることをご存知ですか?実は、マルチーズは世界で最も古い愛玩犬の一種なんです。

ここでは、紀元前から人々に愛され続けてきた、マルチーズのすごい歴史の物語を紐解いていきましょう。

紀元前から存在!神話と伝説に彩られた犬

マルチーズの歴史は、なんと紀元前1500年頃にまで遡ります。その起源は、地中海に浮かぶマルタ島に、古代の海洋民族であるフェニキア人が持ち込んだ犬が祖先だと考えられています。

驚くべきことに、他の多くの小型犬が大きな犬から品種改良されて小さくなったのに対し、マルチーズは最初から小さな愛玩犬として存在していました。

まさに「世界最古の愛玩犬」と呼ばれるにふさわしい存在ですね。その愛らしさは古代から人々を魅了し、様々な記録や伝説に残されています。

古代の人々がいかにマルチーズを愛していたかがわかるポイントをいくつか見てみましょう。

  • 古代ギリシャの記録: 紀元前300年頃の記録にはっきりと記述が残っており、5世紀頃のギリシャの壺や皿には、マルチーズそっくりの犬が描かれています。愛するマルチーズのためにお墓を建てたという記録まで残っているほどです。
  • 古代エジプトの逸話: 古代エジプトでは、王族がマルチーズを寵愛し、なんと金の器で食事を与えていたという豪華な逸話まで伝えられています。単なるペットではなく、王族のステータスシンボルでもあったのかもしれませんね。
  • 名前の由来: その名前から「マルタ島」原産と思われがちですが、地中海沿岸の各地に「Melita」という地名があったため、はっきりとは断定されていません。しかし、そのミステリアスな部分もまた、マルチーズの魅力の一つと言えるでしょう。

このように、マルチーズは単に可愛がられるだけでなく、時には神話的な存在として、時には芸術のモチーフとして、古代文明の中で確固たる地位を築いていました。

その純白の毛並みと愛らしい瞳が、何千年もの間、人々を癒し、魅了し続けてきたのです。


ヨーロッパ貴族のステータス!「抱き犬」として愛された時代

古代から人々の心を掴んできたマルチーズは、中世ヨーロッパの社交界でその人気を不動のものにします。特に、14世紀にイギリスに渡ると、上流階級の貴婦人たちの間で「抱き犬」として大流行しました。

その純白でシルクのような毛並みと、優雅な立ち居振る舞いは、貴婦人たちのファッションやステータスを彩るための最高のアクセサリーと見なされたのです。

その人気は凄まじく、ヘンリー8世をはじめとする王族もマルチーズを溺愛し、フランスでは破格の値段で取引されるほどの人気ぶりでした。

マルチーズがどのようにしてヨーロッパの貴族社会で特別な存在になったのか、その道のりをたどってみましょう。

年代出来事
14世紀イギリスに渡り、上流階級の婦人たちの間で「抱き犬」として人気を博す。
15世紀フランスでも流行し、非常に高額で取引されるようになる。
19世紀イギリスのヴィクトリア女王へ献上される。これがきっかけでドッグショーに出展され、世界的な名声を獲得。

特に大きな転機となったのが、19世紀にヴィクトリア女王へ献上されたことです。この出来事をきっかけに、マルチーズはイギリスで初めて開催されたドッグショーに出展され、その名声はヨーロッパ全土、さらには世界へと広がっていきました。

アメリカでは当初、アジアの愛好家が被毛をライオンのたてがみのようにカットしていたことから「マルチーズ・ライオン・ドッグ」というユニークな名前で紹介されていた時期もあったようです。

このように、マルチーズはただ愛されるだけでなく、時代や地域によって様々な文化と結びつきながら、そのブランド価値を高めていきました。まさに、歴史を動かしてきた「生粋のアイドル犬」と言っても過言ではないでしょう。

元人気No.1の栄光|日本中を魅了した人気の秘密

ヨーロッパの貴族に愛されたマルチーズは、時を経て日本にやってくると、空前の大ブームを巻き起こしました。なんと16年もの長きにわたって、犬種別登録頭数でトップに君臨したのです。

ここでは、なぜマルチーズがそれほどまでに日本人の心を掴んだのか、その人気の秘密と「元人気No.1」の栄光の軌跡を辿ります。

高度経済成長期のアイドル!16年間トップに君臨

日本にマルチーズがやってきたのは1960年頃。それまでの日本では犬といえば番犬として外で飼うのが一般的でしたが、マルチーズの登場は日本のペット文化を大きく変えるきっかけとなりました。

特に、日本が高度経済成長期にあった1968年(昭和43年)から1984年(昭和59年)までの16年間、ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種別登録頭数で堂々の1位を独走し続けたのです。

この時代、マルチーズはポメラニアンやヨークシャー・テリアと共に「座敷犬御三家」と呼ばれ、室内で犬と暮らすという新しいライフスタイルを象徴する存在でした。

純白の美しい被毛と愛くるしい表情は、豊かになっていく暮らしの中で「癒し」や「家族の一員」を求める人々の心を鷲掴みにしたのです。まさに、昭和という時代を象徴する国民的アイドル犬だったと言えるでしょう。

なぜマルチーズは、これほどの長期間にわたってトップの座を守り続けることができたのでしょうか。

  • 住宅事情の変化: 高度経済成長に伴い、人々が団地や一戸建てなど、より清潔で近代的な住まいに移り住むようになったことが大きな要因です。室内で飼っても問題のない小型で抜け毛の少ない犬種が求められました。
  • 核家族化の進行: 家族の形が変化し、ペットを我が子のように可愛がるという価値観が広がりました。人懐っこく、愛情深いマルチーズの性格は、まさに「家族」として迎えるのにぴったりだったのです。
  • メディアの影響: テレビや雑誌でマルチーズが紹介される機会が増え、その愛らしい姿がお茶の間に広く知れ渡りました。「白い宝石」や「白銀の妖精」といったキャッチーな愛称も、人気を後押しする要因となりました。

今も昔も変わらない!愛され続ける3つの魅力

マルチーズの驚異的な人気は、決して一過性のものではありませんでした。トイ・プードルやチワワなど、人気の犬種が多様化した現代においても、マルチーズは常に人気犬種ランキングの上位に位置し続けています。

その人気を支えているのは、時代を超えて人々を魅了する普遍的な魅力があるからです。なぜマルチーズは、これほどまでに長く愛され続けるのでしょうか。

その理由は、見た目の美しさ、飼いやすさ、そして性格という3つの大きな魅力に集約されます。

魅力のポイント具体的な内容
見た目の美しさ純白でシルクのような被毛と、黒く潤んだ瞳のコントラストが特徴。様々なカットスタイルが楽しめるため、「おしゃれをさせたい」という飼い主の欲求も満たしてくれます。
優れた飼いやすさ犬特有の体臭が少なく、抜け毛も少ないシングルコートのため、室内飼育に非常に適しています。アレルギーが心配な家庭でも比較的安心して迎えられる点が大きなメリットです。
愛情深い性格明るく素直で、飼い主に対して非常に献身的です。家族と過ごすことを何よりも喜びとし、その甘えん坊な姿は多くの飼い主を虜にしています。「愛玩犬」としての歴史が長いため、人と共に暮らす術を本能的に理解しているとも言えるでしょう。

このように、マルチーズが長きにわたってトップクラスの人気を維持しているのは、日本の住環境や日本人の気質にマッチした、多くの優れた特性を持っているからです。

初めて犬を飼う初心者から、多頭飼いを考えるベテランの飼い主まで、幅広い層におすすめできる理想的な家庭犬。それこそが、マルチーズが今も昔も変わらず愛され続ける最大の理由なのです。

天使?小悪魔?マルチーズの意外な性格あるある

純白の毛に愛くるしい瞳。まるで天使のようなマルチーズですが、実は飼い主さんを驚かせる「小悪魔」な一面も持っているんです。

ここでは、そんなマルチーズの魅力的な性格のギャップと、思わず頷いてしまう「あるある」な行動をご紹介します。

天使の顔と小悪魔の顔、どっちが本当?性格のギャップ

性格のタイプ具体的な特徴
天使な一面飼い主や家族が大好きで、常に一緒にいたがる。愛情表現が豊かで、スキンシップを好む。
小悪魔な一面警戒心が強く、知らない人には懐きにくいことがある。プライドが高く、頑固なところも見せる。

マルチーズの基本的な性格は、まさに「天使」そのものです。陽気で人懐っこく、飼い主さんや家族に対して深い愛情を注ぎます。長い歴史を愛玩犬として過ごしてきたため、人に甘え、喜ばせる術を本能的に知っているかのようです。

帰宅すれば尻尾をちぎれんばかりに振って出迎え、ソファでくつろいでいれば、そっと隣に寄り添ってきます。その健気で愛らしい姿は、日々の疲れを癒してくれる、かけがえのない存在と言えるでしょう。

しかし、その天使のような見た目だけでマルチーズを判断してはいけません。実は彼らには、飼い主さんを驚かせる「小悪魔」的な一面も隠されているのです。

それは、警戒心の強さと、それに伴う勇敢さです。家族にはとことん甘える一方で、見知らぬ人や物音には非常に敏感に反応し、小さな体で一生懸命に吠えて危険を知らせようとします

これは、かつて貴婦人の「抱き犬」でありながら、番犬としての役割も担っていた名残とも言われています。この「家族にだけ見せる甘えた顔」と「外に見せる警戒心の強い顔」のギャップこそ、マルチーズの大きな魅力であり、多くの飼い主を虜にする「小悪魔」的な所以なのです。


飼い主なら共感!面白かわいい「あるある」行動集

マルチーズと一緒に暮らしていると、その性格からくるユニークな行動に日々楽しませてもらえます。ここでは、多くの飼い主さんが「うちの子もやる!」と思わず共感してしまう、マルチーズの面白かわいい「あるある」な行動をご紹介します。

これらの行動の裏には、彼らなりの理由や愛情表現が隠されています。

  • トイレの中までストーキング
    マルチーズは飼い主さんのことが大好きすぎるあまり、家の中のどこへ行くにもついて回りたがります。それは、リビングから寝室へ、キッチンへ、そしてトイレやお風呂場の中まで。少しでも姿が見えなくなると不安になってしまう、寂しがり屋な性格の表れです。「少しだけ一人にしてほしいな…」と思うことすらありますが、それも深い愛情の裏返し。ドアの隙間からこちらを覗く健気な姿を見ると、つい許してしまいます。
  • 自分より大きな犬にも強気で挑む
    その可憐な見た目からは想像もつかないほど、マルチーズは大胆不敵です。公園やドッグランで自分より何倍も大きな犬に出会っても、一歩も引かずに堂々と立ち向かっていこうとすることがあります。これは彼らの警戒心と勇敢さの表れで、飼い主さんを守ろうとする気持ちからくる行動でもあります。飼い主としてはヒヤヒヤしてしまいますが、その小さな勇姿に「うちの子、かっこいい!」と密かに思ってしまうのも、また「あるある」です。
  • ご飯のためなら芸を安売りする
    普段はプライドが高く、気まぐれな一面を見せるマルチーズですが、おやつやご飯が絡むと話は別です。キラキラした瞳で飼い主さんを見つめ、言われてもいないのに「おすわり」や「お手」などの芸を次々と披露し始めることがあります。その必死な姿は、まさに食いしん坊の「あるある」行動。その分かりやすさと可愛らしさに、ついおやつをあげすぎてしまわないように注意が必要です。

まとめ:もっと好きになるマルチーズのトリビア

この記事では、マルチーズの知られざる歴史から、飼い主さんなら思わず頷いてしまう性格の秘密まで、様々なトリビアをご紹介しました。

  • すごい歴史:紀元前から王族や貴族に愛され、世界最古の愛玩犬として存在していた。
  • 元人気No.1の栄光:高度経済成長期の日本で16年間も人気トップの座に君臨した国民的アイドル犬だった。
  • 天使と小悪魔のギャップ:家族には甘えん坊な「天使」の顔、外では勇敢な「小悪魔」の一面を併せ持つ。
  • 面白かわいい「あるある」:飼い主をストーキングしたり、大きな犬に挑んだりと、共感できる行動がたくさんある。

今回ご紹介したトリビアを知ることで、マルチーズという犬種の奥深さを感じていただけたのではないでしょうか。その歴史や性格の背景を理解すると、日々の何気ない仕草一つひとつが、より一層愛おしく感じられるはずです。

この記事が、あなたと愛犬マルチーズとの絆を、さらに深めるきっかけとなれば幸いです。

-ペット動物, 哺乳類, , 身近な動物
-,