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11月29日は国際ジャガーの日!意味や由来、動物園のイベントを紹介

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アメリカ大陸最大のネコ科動物として知られているジャガー。そんなジャガーの記念日『国際ジャガーの日』をご存じですか?

「名前は聞いたことあるけど、どんな日なの?」「ジャガーって今、どうなっているの?」など、さまざまな疑問をお持ちかもしれません。この記事は、そんなあなたのためのものです。

この記事を読めば、以下のことが分かります。

  • 国際ジャガーの日の意味や由来
  • ジャガーが直面している絶滅の危機
  • 日本でジャガーに会える動物園やイベント情報

11月29日の国際ジャガーの日をきっかけに、ジャガーの魅力と彼らが置かれている現状について、一緒に学んでいきましょう

国際ジャガーの日とは?制定の背景と絶滅の危機

毎年11月29日は「国際ジャガーの日」です。この記念日は、ただジャガーという動物を祝うだけでなく、彼らが直面している深刻な問題への意識を高めるために生まれました。

一体どのような背景があり、ジャガーは今どのような状況に置かれているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

なぜ11月29日?国際ジャガーの日が生まれた背景

「国際ジャガーの日」は、2018年に国際的な合意のもとで制定されました。

この背景には、ジャガーの生息数が深刻なレベルまで減少しているという危機感があります。同年、国連本部で中南米14カ国やWWFなどの非政府組織が参加する「ジャガー2030フォーラム」が開催されました。

このフォーラムでは、ジャガーの個体群を回復させ、生息地である「ジャガーコリドー」を確保・連結するための地域的な協力体制「ジャガー2030ロードマップ」が採択されたのです。

国際ジャガーの日は、このロードマップの一環として、ジャガー保全の重要性を世界中の人々に伝え、保護活動への関心を高めることを目的としています。

11月29日という日付は、このフォーラムの開催を記念して定められました。単なる記念日ではなく、ジャガーという種の未来を守るための国際的な約束の日と言えるでしょう。

絶滅の危機!ジャガーが直面する3つの脅威

かつてアメリカ大陸の広範囲に生息していたジャガーですが、現在は準絶滅危惧種に指定され、その数は減り続けています。ジャガーが直面している主な脅威は、以下の3つです。

  • 生息地の破壊と分断
    農地や牧草地を拡大するための大規模な森林伐採により、ジャガーが生きるために不可欠な森が急速に失われています。生息地が破壊されるだけでなく、道路建設などによって分断されることで、ジャガーの群れが孤立し、遺伝的な多様性が失われるリスクも高まっています。
  • 人間とのあつれき
    生息地が減少し、獲物となる野生動物が減ると、ジャガーが家畜を襲ってしまうことがあります。そのため、地域の住民から害獣と見なされて駆除の対象となってしまうケースが後を絶ちません。これは、ジャガーと人間双方にとって悲劇的な問題です。
  • 密猟と違法取引
    美しい毛皮や、牙・骨などが漢方薬や装飾品として高く取引されるため、今でも密猟の脅威にさらされています。特に、アジア市場での需要が密猟を助長しているとの指摘もあり、国際的な犯罪組織が関わる深刻な問題となっています。

これらの脅威は互いに関連し合っており、ジャガーを絶滅の危機へと追い込んでいます。

ジャガーに会える!国内動物園のイベント情報まとめ

ジャガーの現状を知ると、実際に会ってみたくなりますよね。実は、日本の動物園でも国際ジャガーの日に合わせて、ジャガーの生態や魅力、そして彼らが置かれている状況を学べる特別なイベントを開催しているんです。

お近くの動物園で、力強く美しいジャガーの姿に会いに行きませんか。

【2025年】国際ジャガーの日に開催される特別イベント

2025年の国際ジャガーの日(11月29日)前後には、全国の動物園で特別イベントが企画されています。飼育員さんによる特別ガイドや、迫力満点のエサやりなど、この日ならではの催しが盛りだくさんです。

ジャガーについてもっと深く知る絶好の機会になること間違いありません。お出かけの際は、公式サイトで最新の情報を確認してくださいね。

動物園名イベント内容(2025年)公式サイト
京都市動物園・飼育員によるジャガー特別ガイド
・ジャガーの現状についてのパネル展示
公式サイト
沖縄こどもの国・どうぶつ広場特別ワークショップ
・ジャガーにお肉のプレゼント
公式サイト
愛媛県立とべ動物園・3園館(とべ、八木山、天王寺)合同インスタライブ
・飼育員による特別ガイド
公式サイト
東武動物公園・国際ジャガーの日 特別ガイド公式サイト

※上記は2024年の情報をもとに作成した2025年の予測情報です。最新の情報は各動物園の公式サイトをご確認ください。

イベント以外でも会える!ジャガーを飼育する日本の動物園

「国際ジャガーの日のイベントには行けない…」という方もご安心ください。日本国内では、上記の動物園でジャガーが飼育されており、その雄大な姿をいつでも見ることが可能です。

動物園によって展示の仕方もさまざまで、ジャガーの生態を間近で観察できる工夫が凝らされています。ぜひお近くの動物園を訪れて、その魅力に触れてみてください。

実際にその姿を見ることで、彼らを守りたいという気持ちがより一層強くなるはずです。

まとめ:国際ジャガーの日を通じて知るジャガーの今

この記事では、国際ジャガーの日について、その背景から国内のイベント情報まで幅広くご紹介しました。

  • 国際ジャガーの日とは: 毎年11月29日。2018年にジャガーの保全を目的として制定されました。
  • ジャガーが直面する危機: 生息地の破壊、人間とのあつれき、密猟という3つの大きな脅威にさらされています。
  • ジャガーに会える場所: 日本国内の多くの動物園で飼育されており、国際ジャガーの日には特別なイベントも開催されます。

この記念日をきっかけにジャガーに関心を持つことが、彼らの未来を守るための大切な一歩となります。ぜひ動物園に足を運んで、その力強い姿に会いに行ってみてください。

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