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【保存版】ダイオウイカのトリビア5選!寿命や不味い理由に驚愕

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深海に潜む伝説の怪物、ダイオウイカ。テレビや博物館でその姿を見たことがある人も多いのではないでしょうか?全長10メートルを超えるその巨大な体は、まさに海の王者と呼ぶにふさわしい迫力です。しかし、実はその生態には、私たちの想像を遥かに超える「意外すぎる真実」がたくさん隠されていることをご存知ですか?

巨大な体なのに寿命は短い?」「実は美味しくないって本当?」など、知れば誰かに話したくなるような面白い事実が目白押しなんです。今回は、そんなダイオウイカの驚愕のトリビアを5つ厳選してご紹介します。深海のミステリーに触れながら、この不思議な生き物の正体に迫っていきましょう!

この記事を読むと分かること

  • 世界最大級の「目」の驚くべき大きさ
  • 食用に向かない衝撃の理由
  • 宿敵マッコウクジラとの激闘の痕跡
  • 巨大化のスピードと意外な寿命
  • 青い血液を持つ体の仕組み

それでは、深海の不思議な世界を一緒に見ていきましょう!

バスケットボール並み?世界一巨大な目

ダイオウイカの最大の特徴といえば、なんといってもその巨大な体ですよね。でも、体の大きさ以上にインパクトがあるのが「目」の大きさなんです。実はダイオウイカは、地球上のあらゆる動物の中で「最も大きな目」を持っていると言われています。

その大きさはなんと直径約30cmにもなり、これはバスケットボールとほぼ同じサイズなんです!人間と比べると、その異様さがよく分かりますよね。

人間や他の動物とサイズを比較!

ダイオウイカの目がどれほど規格外なのか、具体的な数字で比較してみましょう。私たち人間の目は直径約2.4cm、馬でも約4cm程度です。陸上で最も大きな目を持つダチョウでさえ約5cmですから、ダイオウイカの30cmというサイズがいかに異常かが分かります。

なぜこれほどまでに目が巨大化したのでしょうか?それは、彼らが暮らす環境に関係しています。比較表を見てみましょう。

生き物目の直径(約)特徴
人間2.4cm色彩感覚に優れる
4.0cm視野が広い
ダチョウ5.0cm陸上動物最大
ダイオウイカ30.0cmバスケットボール大

このように並べてみると一目瞭然ですね。もし人間がダイオウイカと同じ比率の目を持っていたら、顔の中にバレーボールが埋め込まれているような状態になってしまいます。

想像するとちょっと怖いですが、この巨大な目こそが、厳しい深海の世界で生き残るための最強の武器になっているのです。深海生物の多くは退化して目が小さくなることも多い中で、逆に巨大化させる道を選んだ進化の不思議を感じずにはいられません。


暗黒の深海で光を捉えるための進化

では、なぜダイオウイカはこれほど巨大な目を必要としたのでしょうか?その理由は、彼らが住む「深海」という環境にあります。水深600m〜1000mの深海は、太陽の光がほとんど届かない漆黒の世界です。そんな暗闇の中で獲物を探したり、天敵から逃げたりするためには、ごくわずかな光でも捉える必要があります。

カメラのレンズが大きいほどたくさんの光を取り込めるのと同じ原理で、目(レンズ)を巨大化させることで集光能力を高めているのです。

  • わずかな光を感知:深海に届く微弱な太陽光を捉える。
  • 生物発光の探知:獲物や天敵が発する光を見逃さない。
  • シルエットの認識:上からの微かな光をバックに、敵の影を察知する。

特に重要なのが、天敵であるマッコウクジラの接近を察知することです。マッコウクジラが泳ぐときに発生する生物発光(プランクトンなどが刺激を受けて光る現象)を、この巨大な眼球でいち早く見つけ出し、逃げる時間を稼いでいると考えられています。視力そのものが良いというよりは、「光への感度」が極限まで高められていると言えるでしょう。

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アンモニア臭くて不味い!食用の真実

「こんなに大きなイカなら、イカリングやお刺身でお腹いっぱい食べられるのでは?」と夢見たことはありませんか?巨大なスルメやイカ焼きを想像するとお腹が空いてきますよね。

しかし残念ながら、ダイオウイカは食用には全く向いていないんです。その味は「しょっぱくて苦い上に、アンモニア臭がすごい」と言われており、市場に出回ることはまずありません。一体なぜ、そんなに不味いのでしょうか?

浮力を得るための「アンモニア浮遊法」

ダイオウイカが不味い最大の理由は、彼らが体内に大量の「塩化アンモニア」を含んでいるからです。これは単なる老廃物ではなく、深海で生きていくための重要な生存戦略の一つなんです。通常、魚などの水生生物は「浮き袋」を使って浮力を調整しますが、深海では水圧が高すぎて浮き袋の中のガスが潰れてしまい、役に立ちません。

そこでダイオウイカが採用したのが、体液の比重を軽くする方法です。

  • 海水の比重:約1.025
  • 塩化アンモニアの比重:約1.010

このように、海水よりも軽いアンモニアを筋肉や体液の中にたっぷりと蓄えることで、体に浮力を与え、エネルギーを使わずに深海を漂うことができるのです。いわば、体全体が「アンモニアの浮き輪」になっているような状態ですね。この仕組みのおかげで、巨体を維持しながら深海を優雅に泳げるわけですが、その代償として、人間にとっては強烈なアンモニア臭を放つ「激マズ食材」となってしまったのです。

実際に食べた人の感想と調理の可能性

「それでも一度は食べてみたい!」という勇気ある挑戦者たちの記録を見てみましょう。過去に研究者や漁師たちが試食に挑んでいますが、その評価は散々です。「おしっこのような臭いがする」「塩辛くてえぐみが強い」「タイヤのゴムを噛んでいるみたい」といった感想が並びます。

しかし、絶対に食べられないわけではないようです。一部の地域や実験的な試食会では、以下のような特殊な処理を施すことで、なんとか食べられるレベルにまで持っていった例もあります。

  1. 徹底的な塩もみ:ぬめりと臭みを取り除く。
  2. 日本酒漬け:アルコールで臭いを消す。
  3. 長時間干す:アンモニアを揮発させる。

以前行われた試食イベントでは、しっかりと下処理をして「唐揚げ」や「天ぷら」にすることで、アンモニア臭を感じずに食べられたという報告もあります。

ただ、そこまで手間をかけても、味自体は大味で旨味が少なく、普通のイカ(スルメイカやアオリイカ)の方が圧倒的に美味しいというのが結論のようです。ダイオウイカは、食卓ではなく図鑑で楽しむのが正解かもしれませんね。

天敵マッコウクジラとの壮絶なバトル

深海最強の生物といえば、ダイオウイカだけではありません。彼らには、逃れられない宿命のライバルが存在します。それが、世界最大級の肉食獣「マッコウクジラ」です。

深海の暗闇の中で繰り広げられる、この巨大生物同士の戦いは、まさに怪獣映画さながらのスケール。実は私たちが海岸で見かけるマッコウクジラの体には、この激しいバトルの証拠が刻まれていることが多いのです。

マッコウクジラの体に残る「吸盤の傷跡」

マッコウクジラがダイオウイカを捕食していることは、昔から知られていました。その決定的な証拠となるのが、マッコウクジラの頭部や口の周りに残された無数の「丸い傷跡」です。これこそが、ダイオウイカが必死に抵抗した際に付けた、吸盤の痕なのです。

傷跡の特徴から、バトルの激しさが想像できます。

  • 傷の形:ドーナツ状の丸い傷。ダイオウイカの吸盤には鋭いギザギザの「歯」のようなリングが付いており、それが皮膚に食い込むことで傷が残ります。
  • 傷の大きさ:直径数センチから、中には10cmを超えるような巨大な跡が見つかることもあり、相手のイカがいかに巨大だったかを物語っています。

マッコウクジラは深海へ潜り、超音波(ソナー)を使ってダイオウイカを探し出します。見つかったダイオウイカは、長い触腕を絡みつかせ、吸盤で相手の皮膚を引き裂きながら抵抗しますが、最終的にはマッコウクジラに丸呑みにされてしまうことが多いようです。

クジラの胃の中から、消化されずに残った大量のダイオウイカの「くちばし」が見つかることからも、彼らが主食として捕食されていることが分かります。

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誰も見たことがない「深海の決闘」

これほど多くの証拠があるにもかかわらず、人間がこの「深海の決闘」を直接目撃した例はほとんどありません。マッコウクジラが潜るのは水深1000m〜3000mという深海の世界。人間が生身で立ち入れる場所ではなく、潜水艇で近づくのも困難だからです。

研究者たちは、マッコウクジラにカメラや記録計(データロガー)を取り付ける「バイオロギング」という手法を使って、この戦いの全貌を解明しようとしています。

  • 潜水データ:マッコウクジラが急激に加速したり、回転したりする動きが記録されており、獲物を追って激しく動いていることが推測されます。
  • 映像記録:近年では、深海カメラの技術向上により、マッコウクジラがイカを狙う瞬間などが少しずつ捉えられるようになってきました。

しかし、完全なバトルの映像はまだ撮影されていません。「巨大イカ vs 巨大クジラ」の戦いは、誰にも邪魔されない深海のリングでひっそりと、しかし命がけで行われているのです。この未知の部分が残されていることこそが、ダイオウイカの神秘性をより高めているのかもしれませんね。

寿命はたった2年?巨大化のスピード

10メートルを超える巨体を持つダイオウイカ。さぞかし長い年月をかけてゆっくりと成長し、何十年も生きる長寿な生き物だと思いませんか?実はここにも大きな誤解があります。

近年の研究によると、ダイオウイカの寿命は驚くほど短く、わずか2年から5年程度ではないかという説が有力視されているのです。あの巨体からは想像もつかない「短命」の謎に迫ります。

驚異的な成長速度!1日で数センチ伸びる?

もし寿命が2〜3年だとすると、生まれたばかりの小さな幼生から10メートル級の成体になるまで、凄まじいスピードで成長しなければなりません。単純計算でも、1年で数メートル大きくなる必要があります。これは動物界でもトップクラスの驚異的な成長率です。

成長の秘密をリストにまとめてみました。

  • 豊富な餌:深海には意外にも餌となる生物が多く、これらを大量に食べることでエネルギーを確保していると考えられます。
  • 高い代謝:イカの仲間は一般的に代謝が高く、食べたものを素早く体の組織に変える能力に長けています。
  • 水温の影響:比較的水温が低い深海に生息していますが、それでも成長速度が落ちない特殊なメカニズムを持っている可能性があります。

一般的なスルメイカの寿命が約1年であることを考えると、イカという生物自体が「太く短く生きる」戦略をとっていると言えます。しかし、ダイオウイカのサイズでそれをやってのけるのは規格外です。

「昨日会った時は小さかったのに!」なんてレベルではなく、毎日目に見えて大きくなっていくスピード感なのかもしれません。この急激な成長こそが、厳しい自然界で生き残るための彼らの戦略なのです。

繁殖を一回して死ぬ「使い捨て」の体?

なぜこれほど急いで成長し、早く死んでしまうのでしょうか?それは、イカやタコの仲間の多くに共通する「繁殖戦略」が関係していると考えられています。多くの頭足類(イカ・タコ類)は、一生に一度だけ繁殖を行い、その直後に力尽きて死んでしまうのです。

ダイオウイカの一生(推測)はこんな感じです。

  1. 誕生:小さな卵から生まれる。
  2. 爆速成長:数年で巨体へ成長し、性成熟を迎える。
  3. 繁殖:オスとメスが出会い、交接を行う。
  4. :繁殖の役割を終えると、急速に衰弱して一生を終える。

海岸にダイオウイカが打ち上げられるニュースをよく見ますが、あれは繁殖を終えて弱った個体が、海流に流されて漂着した姿である可能性が高いのです。巨大な体は、たった一度の繁殖を成功させるためだけに作り上げられた、儚い「芸術品」のようなものなのかもしれません。

数十年生きるクジラとは対照的な、この潔い生き方もまた、ダイオウイカの魅力の一つと言えるでしょう。

血液が青い?銅で酸素を運ぶ体の神秘

最後に紹介するのは、ダイオウイカの「血」に関するトリビアです。怪我をしたときに流れる私たちの血は赤色ですが、ダイオウイカの血はなんと「青色」をしているんです。まるでSF映画のエイリアンのようですが、これにはちゃんとした科学的な理由があります。

深海という酸素の少ない環境に適応するための、驚くべき体のメカニズムを見ていきましょう。

ヘモグロビンではなく「ヘモシアニン」

人間の血液が赤いのは、赤血球に含まれる「ヘモグロビン」という成分が原因です。ヘモグロビンは「鉄」を成分としており、酸素と結びつくと赤くなります(鉄が錆びると赤くなるのと同じ原理ですね)。

一方、ダイオウイカをはじめとするイカやタコ、エビなどの甲殻類は、ヘモグロビンの代わりに「ヘモシアニン」という成分を持っています

  • 人間の血:ヘモグロビン(鉄)+ 酸素 = 赤色
  • イカの血:ヘモシアニン(銅)+ 酸素 = 青色

そう、彼らの血液中には鉄ではなく「銅」が含まれているのです。銅像(10円玉など)が錆びると青緑色(緑青)になりますよね?あれと同じ原理で、銅を含んだヘモシアニンが酸素と結びつくことで、血液が青く見えるのです。

ちなみに、酸素を運んでいない状態のヘモシアニンは無色透明なので、厳密には「酸素を含んだ動脈血が青い」ということになります。

深海の低温環境に適した血液システム

では、なぜダイオウイカは鉄(ヘモグロビン)ではなく、銅(ヘモシアニン)を選んだのでしょうか?一般的に、酸素を運ぶ能力だけで言えば、ヘモグロビンの方が優秀だと言われています。しかし、深海のような特殊な環境では事情が変わってきます。

ヘモシアニンが有利な点を挙げてみましょう。

  1. 低温環境での機能:ヘモシアニンは、深海のような水温が低い環境でも酸素を運搬する能力が低下しにくい性質があります。
  2. 酸素濃度への適応:酸素が少ない環境下では、ヘモシアニンの方が効率よく機能する場合があると考えられています。
  3. 血球を持たない:人間のように赤血球の中に閉じ込めるのではなく、血漿(液体成分)の中に直接溶け込んでいるため、全身に素早く行き渡りやすい構造になっています。

つまり、あの青い血は、冷たくて過酷な深海で生き抜くために最適化された「高性能な冷却液」のようなものなのです。見た目は不気味かもしれませんが、その中には生命の進化の歴史が詰まっているんですね。もし水族館や鮮魚店でイカを見る機会があったら、「こいつの血は青いんだよな…」と思い出してみてください。

まとめ:ダイオウイカのトリビアは深海のロマンだった!

今回は、深海の巨大生物「ダイオウイカ」にまつわる5つのトリビアをご紹介しました。単に「大きいイカ」というだけでなく、その生態一つ一つが驚きの連続でしたね。

記事のポイントをおさらいしましょう!

  • 目はバスケットボール級:直径30cmで動物界最大!
  • 味は激マズ:アンモニアで浮力を得ているため食用には不向き。
  • マッコウクジラと激闘:体には吸盤の傷跡が残されている。
  • 寿命は短い:2〜5年で巨大化する爆速の成長スピード。
  • 血は青色:銅を含むヘモシアニンで深海に適応。

不気味だと思っていたダイオウイカも、こうして知ると「生き残るために必死に進化してきた生き物」として、愛着が湧いてきませんか?深海にはまだまだ私たちが知らない謎がたくさん眠っています。次にニュースでダイオウイカの話題が出たときは、ぜひこのトリビアを思い出して、周りの人に教えてあげてくださいね!


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