保護わん・保護にゃんの日とは？12月12日の意味や由来を解説

毎年12月12日は「保護わん・保護にゃんの日」です。この記念日は、飼い主のいない犬や猫たちの現状を多くの人に知ってもらい、動物福祉への関心を高めることを目的としています。ペットショップで動物を迎えることが一般的ですが、その裏で多くの命が失われている現実から目をそらしてはいけません。

保護動物を取り巻く環境は、殺処分数の減少といった改善が見られる一方で、依然として多くの課題を抱えています。この記念日をきっかけに、私たち一人ひとりができることは何かを考え、行動に移すことが大切です。動物と共に生きる社会を実現するため、まずは「知る」ことから始めてみませんか。

この記事を読むとわかること

• 保護わん・保護にゃんの日の日付や由来
• 記念日を制定した団体
• 保護動物のために私たちができること

本記事で、「保護わん・保護にゃんの日」について理解を深めていきましょう。

保護わん・保護にゃんの日とは？日付・由来・制定団体について

「保護わん・保護にゃんの日」は、日本記念日協会によって認定・登録された記念日です。この記念日ができた背景には、飼い主のいない犬や猫が直面する厳しい現実を社会全体で考え、行動へとつなげたいという強い想いが込められています。

日本では、年間で多くの犬や猫が殺処分されており、その数は年々減少傾向にあるものの、依然として多くの命が失われているのが現状です。このような状況を改善するため、記念日を通じて、保護動物の存在や彼らが置かれている状況について、より多くの人々に知ってもらう機会を提供しています。

12月12日の由来と意味

「保護わん・保護にゃんの日」が12月12日に定められた理由は、その語呂合わせにあります。犬の鳴き声である「わん」と猫の鳴き声である「にゃん」を数字の「1」と「2」に見立て、「ワン(1)ニャン(2)ワン(1)ニャン(2)」と読めることから、この日が選ばれました。

この覚えやすい日付は、記念日の普及と認知度向上に貢献しています。記念日の制定には、単に動物を慈しむ気持ちを表すだけでなく、保護動物がなぜ生まれるのか、その背景にある社会的な問題へも目を向けてほしいという願いが込められています。

飼い主の都合で捨てられたり、迷子になったりするなど、保護動物が生まれる原因は様々です。この記念日は、私たち人間が動物に対して持つべき責任を改めて問い直す機会を与えてくれます。

制定団体「特定非営利活動法人DOG BASE」

「保護わん・保護にゃんの日」を制定したのは、兵庫県神戸市に事務所を構える「特定非営利活動法人DOG BASE」です 。この団体は、犬や猫の殺処分や飼い主のいない動物たちを減らすことを目指し、精力的に活動しています 。

記念日を制定した目的は、保護犬・保護猫の殺処分問題をより多くの人に知ってもらい、保護犬・保護猫を家族に迎えることが当たり前の選択肢となる文化を社会に根付かせることです 。

DOG BASEは、具体的な活動として、保護犬と触れ合いながら里親を探すことができる「保護犬ふれあいカフェ GUARDIAN」を運営するなど、一匹でも多くの命を救うための取り組みを行っています 。

この記念日は、彼らの活動の象徴であり、動物愛護の輪を社会全体に広げていきたいという強い想いが込められています。

私たちができること。保護犬・保護猫のために行動しよう

「保護わん・保護にゃんの日」をきっかけに、私たち一人ひとりが保護犬や保護猫のためにできることはたくさんあります。特別な知識や経験がなくても、小さな行動を積み重ねることが、動物たちの未来を大きく変える力になります。例えば、保護動物に関する情報をSNSで共有するだけでも、多くの人の目に触れる機会を増やし、認知度を高める一助となるでしょう。

また、地域の保護団体が開催するイベントに参加したり、ボランティアとして活動に参加したりすることも、直接的な支援につながります。まずは自分に何ができるかを考え、できる範囲で行動を起こすことが重要です。

保護犬・保護猫を家族に迎える

保護犬や保護猫を家族として迎えることは、彼らに新しい生きるチャンスを与える最も直接的な支援の一つです。ペットショップから購入するのではなく、保護施設や譲渡会から動物を迎えるという選択肢を考えてみませんか。保護動物は、様々な過去を背負っていますが、その分、新しい家族との出会いを心から待ち望んでいます。

新しい環境や人に慣れるまでには時間が必要な場合もありますが、愛情を持って接することで、かけがえのない家族の一員となってくれるでしょう。保護犬や保護猫を迎える際は、その動物の性格や健康状態、必要なケアについて、保護団体のスタッフと十分に話し合い、理解を深めることが大切です。

最後まで責任を持って飼育できるか、家族全員でよく話し合ってから決断しましょう。

寄付やボランティアで支援する

保護犬や保護猫を直接迎え入れることが難しい場合でも、寄付やボランティア活動を通じて支援する方法があります。多くの保護団体は、限られた資金や人員で運営されており、常に支援を必要としています。金銭的な寄付は、動物たちの食費や医療費、施設の維持費など、活動に不可欠な資金として活用されます。

また、フードやペットシーツ、毛布といった物資の寄付も大変喜ばれるでしょう。時間的な余裕があれば、保護施設での清掃や散歩、動物たちの世話をするボランティアとして活動することも可能です。

自分のライフスタイルに合わせて、無理のない範囲で支援を続けることが、保護動物たちの暮らしを支える大きな力となります。

まとめ：保護わん・保護にゃんの日をきっかけに、動物との共生を考えよう！

この記事では、「保護わん・保護にゃんの日」について、その由来や意味、そして私たちが保護動物のためにできることについて解説しました。この記念日は、単なる語呂合わせの日ではなく、動物たちが置かれている厳しい現状に目を向け、行動するきっかけを与えてくれる大切な日です。

保護動物の問題は、一部の専門家や団体だけが取り組むべき課題ではありません。私たち一人ひとりが関心を持ち、自分にできることを見つけて行動することで、より良い社会を築くことができます。

簡単に内容を振り返ってみましょう。

• 保護わん・保護にゃんの日は12月12日
• 「ワン(1)ニャン(2)ワン(1)ニャン(2)」の語呂合わせが由来
• 制定したのは「特定非営利活動法人DOG BASE」
• 保護犬・保護猫を家族に迎える、寄付やボランティアで支援するなど、私たちができることはたくさんある

この「保護わん・保護にゃんの日」をきっかけに、ぜひ動物との共生について考え、あなたにできる一歩を踏み出してみませんか。